窓辺の席で、ぬるくなったコーヒーとドーナツを横にしてページをめくった。
この一冊のせいで、無性に食べたくなったんだ。
読んだきっかけ
話したいことはない。話を聞きたいだけなんだ。
でもそのためには、話しかけなければいけない。そばにいるだけでは、話しかけてはもらえない。
そんなとき、どんな話をすればいいのか分からない。
彼はどうしていたっけ。
そう思い、この本に手を伸ばした。
心に残ったところ
最後の行にたどり着くまで、ずいぶん回り道をした。
けど、だからこそ、その先に自信が持てた。
読んでいるあいだ
友だちや妹、先輩たちの顔が浮かぶ。
話しかけているようで、話しかけられているし、聞いてあげているようで、聞いてもらっている。
そして、眺めのよい席で、ドーナツを食べたくなる。
そんな時間をくれる。
読み終えて
空の色に、はっとする。
テーブルの上を片づけて、外に出る。
今日を閉じる
まだ呼び方の決まっていないひとに、会いたくなる。
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